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プレイステーションが失墜した日

2006年12月12日、ひとつの大作RPGが大いなる決断をした。

ドラゴンクエスト9がDSで発売。実に任天堂ハードには12年ぶり回帰である。そもそもDQの堀井氏やスクエニの福島会長は元々「最も普及したハードでDQは出す」と明言しておりDQ7がPSに移籍したりDQ9が携帯ゲーム機であるDSに移籍しても何の問題も無い。但しPSで出たDQ7からDQをはじめた人たちにとってはそういったことは知らなかったことでありしょうがないと言わざる得ない。

あえて携帯ハードを選んだのはもちろん最も普及しているということもあるがそういったスクエニの姿勢を容認してDQを買ってきた人たちに責任がある。「最も普及したハードでDQは出す」という言葉にはたとえ今までのDQがとんでもない形になったとしても「最も普及したハードでDQは出す」ということなのだ。DSで出るのが嫌だと思うDQファンはなぜDSソフトがPS2ソフト以上に売れているのかを考えるべきである。DQはスクエニや堀井氏のものであってファンのものではない。DSで出るDQ9が嫌だと思う人間はおとなしくDQを卒業した方がいいだろう。堀井氏の考えを無視してDQ9をスルーしてDQ10待ちますわとか考えている人は狂気の沙汰としか思えない。

堀井氏は今度のDQ9を出すにあたって業界に対して3つの警告を放ったように思える。1つ目は性能やグラフィックの過度な進化への警告、2つ目は続編ナンバーソフトを神格化するファンへの警告、3つ目はクリエイターが一方通行的にユーザーへソフトを提供することへの行き詰まりへの警告である。

「性能やグラフィックの過度な進化への警告」はまさにPS3やXbox360などではドラクエシリーズを一切出していないことやDQ9がDSで出ることなどからもその表れが出ている。「続編ナンバーソフトを神格化するファンへの警告」は今回携帯ゲーム機でしかもネットワークRPGと銘打っていることなどからこういうソフトは今まで外伝的な扱いしかされてこず、売り上げも低迷してしまっていたがそういったゲームをあえて本編に持ってくることで続編ソフトを神格化している人たちへの警告を行っているように思える。これはWiiで発売予定のドラゴンクエストソードを外伝として持ってきているのがその現れであり、続編ソフトでしか売り上げの期待を保てないPS3への警告ともとれる。「クリエイターが一方通行的にユーザーへソフトを提供することへの行き詰まり」とはいわゆるWeb2.0的なことだ。ゲームにおけるWeb2.0とは今までのゲームがクリエイター絶対主義的だった(「最も普及したハードでDQは出す」というのもある意味クリエイター絶対主義の表れだが・・・)ゲームにクリエイターの感知できない部分を組み込もうという試みである。ニンテンドーWi-Fiコネクションはコンシューマーハードで唯一100万人以上の接続数を保っているネットワークである。RPGというゲームのジャンルにおいてドラゴンクエストというタイトルがその王座に君臨しようとするならばニンテンドーWi-Fiコネクションが使えるかなり普及しているDSでソフトを出すのは必然だったのかもしれない。

さてDQ9を失ったPS3だが、FF13など早く残っているサードパーティーソフトをかき集めてソフトを出して総力戦で今、勢いのあるWiiやDSと戦わなければならないのだがSCEにその体力が本当に残っているのか非常に疑問である。

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